大黒柱を選んでいただきました!
先日、自社工場にてお客様にお住まいの大黒柱の選木に来ていただきました。
お客様のお住まいに合わせて厳選した大黒柱。それぞれどんな木なのか説明させていただいてから大黒柱を選んでもらいました!
塗装後の色合いも確認中
実際に大黒柱候補をハグしたり、木の香りをかいでみたりしながら見て触れて悩んで…一番手前の大黒柱に決まりました!
こちらは杉樹齢約200年生以上の銘木で、この樹は本来なら神社・仏間に使用するために植林された樹木と推測されます。植えた時から年輪(木目)が細かく枝打ち等の形跡があり最初から長伐期の銘木材を採取することを目指していたと思っています。
大黒柱候補の三本の中で赤身が一番強く、枝の有った部分が盛り上がっています。
つまり三本の中で1番強風にさらされたものと推測できます。強風に耐える為には必然的に樹の幹や枝は硬く折れ難くならなければならないのです。
樹には赤身と白身があって赤身が強いほど硬くて折れ難く腐りにくくなります。しかも赤身が強い樹木ほど香りも継続して香ります。
玄関に使用する玄関カマチと和室の床柱も見ていただきました。上の写真はヒノキのカマチです。
ワア綺麗!と手で触られお顔を近づけてア〜いい香り!と大変喜んでいただき、この樹を選んで良かった!と心から思いました。
ちなみにこの樹は約130~150年生で当社が約8年前に丸太で購入して半分に製材し保管していた樹です。生産地は広島の高山にあったものと聞いております。
和室の床柱には、自然と表面に縦じわ模様が出てくる非常に希少価値の高い “天然絞り丸太” を使用します。
こちらは会長が若かりし頃に京都北山の苗を購入し大切に育てたものです。長い年月を経てお住まいにおさまります!
瓦屋根の色などの打合せもさせていただきました。
~おまけ~
今回のご来訪に向けての大黒柱の加工風景
じっくり天然乾燥させた原木から1本の柱へ。
大黒柱選木を通して実際に木に触れて自然とのつながりを感じていただいたり、ご家族で家造りへの想いを共有していただく機会になれば幸いです。
遠方よりお越しいただきありがとうございました!!